特定健診に関する問い合わせ (窓口負担・単価等設定方法)

特定健診の窓口負担・単価設定方法について、以下に掲載します。

現在、全国の多様な請求等パターンに対応すること優先的に取り組んでいます。
全国の多様な請求等パターンを網羅・整理した仕様書がない、XMLファイルへのデータ格納方法やチェック仕様等が仕様書として公開されていないか複数に解釈できる等のなかで、なかば手探りでの対応中です。
ほぼ対応できると思われる状況ですが、特殊な要件に関しては、本アプリの仕様では対応(実現)できないと判断・回答する可能性があります。その場合、有償で提供されている商用サービス・商用製品への切り替えをご検討ください。

◇ 基本的な操作方法・設定方法

以下に、基本的な操作方法・設定方法を整理します(バージョンアップを継続中です。最新版へのバージョンアップをお願いします。)。

1. 単価の入力

実施する種別(1.基本健診、2.詳細健診、3.追加健診、4.人間ドック)の単価は、必ず入力してください。
「1.基本健診」と「4.人間ドック」は、単価の入力フィールドから入力してください。
「2.詳細健診」は、「単価1 貧血検査」から「単価4 血清クレアチニン検査」の 4つに分かれています。それぞれの単価を入力フィールドから入力してください。「3.追加健診」は、追加健診マスタから登録が必要です。以下の「2. 追加健診をどう設定すればよいかわからない。」を参照してください。

なお、いずれにおいても単価を入力しないと請求額が 0円となり、受付エラーとなります。ご注意ください。

2. 窓口負担の種別

単価を入力した種別(1:基本健診、2:詳細健診、3:追加健診、4:人間ドック)、必ず窓口負担の種別を選択してください。単価が入力されている種別の窓口負担の種別が未入力の場合、受付エラーとなります。ご注意ください。

1: 負担なし

受診者の窓口負担が 0円の場合に選択してください。

2: 定額負担

受診者の窓口負担が 600円、1200円のように定められている場合に選択してください。
窓口負担額は、「定額負担額」の入力フィールドに入力してください。

3: 定率負担

受診者の窓口負担が 10%、20% のように定められている場合に選択してください。
窓口負担の割合は、「定率負担率」の入力フィールドに入力してください。

4: 保険者上限

保険者の負担上限額が定められている場合に選択してください。
負担上限額は、「保険者負担上限額」の入力フィールドに入力してください。

保険者の負担上限額に金額を入力して単価が未入力の問い合わせケース(受付エラー)が散見されます。単価は、必ず入力してください。
単価が 10,000円、保険者の負担上限額が 8,000円の場合、保険者への請求額は 8,000円、窓口負担額は 2,000円です。当窓口では、健診機関が定める単価を問い合わせいただいても回答できません。単価がわからない場合かつ窓口負担額を徴収していない場合、保険者の負担上限額と同じ額を単価に入力してください。

窓口負担単価定額負担額定率負担率保険者負担上限額窓口負担額請求額
1:負担なし10,000(未入力)(未入力)(未入力)010,000
2:定額負担10,0002,000(未入力)(未入力)2,0008,000
3:定率負担10,000(未入力)20(未入力)2,0008,000
4:保険者上限10,000(未入力)(未入力)8,0002,0008,000
3. 受診者によって負担額が変わる場合の入力方法

窓口負担額が、住民税課税世帯か否かで設定される、40歳未満や55歳で区切って設定されることがあります。
本アプリでは、最大 3パターンまで登録できます(集団健診を含めると 4パターン)。

個別健診の自己負担額が 3パターンある場合の基本的な操作方法は、次のとおりです(画面表記が変更になっていますので、最新バージョンへのバージョンアップをお願いします。)。

(1) 保険者マスタへの登録

保険者マスタの「窓口負担区分 単価等(1:個別健診)」に最も多いパターンを入力してください。
次に、「窓口負担区分 単価等(3:その他(1) を追加)」と「窓口負担区分 単価等(4:その他(2) を追加)」を開き、2つめ、3つめのパターンを入力してください。単価と窓口負担の種別までは同じで、定額負担額のみ登録するパターンに合わせて変更してください。
なお、「その他(1)」と「その他(2)」には「委託料単価区分」の入力フィールドがあります。「1:個別健診」を選択してください。
「自己負担なし」「600円の自己負担額」「1200円の自己負担額」の 3パターンを登録する場合、次のようになります。

マスタ窓口負担定額負担額
1.個別健診1:負担なし(未入力)
3.その他(1)2:定額負担額600
4.その他(2)2:定額負担額1200
(2) 健診結果情報の入力画面での選択

健診結果の入力画面の「決済情報」に緑色の「取り込み・更新」ドロップダウンボタンがあります。
ボタンを押すと、1:個別健診 ~ 4:その他(2) を選択するリストが開きますので、受診者のパターンに合わせて選択してください。


◇ マスタ設定例

例1: 基本健診、詳細健診、追加健診の組み合わせ

【単価(金額は仮の数値です)】
基本健診の単価は、9,000円
詳細健診は、心電図検査と眼底検査のみ。心電図検査の単価は、1,500円。眼底検査は、2,000円。
追加健診は、血清クレアチニン検査(血清クレアチニン、eGFR等)と貧血検査(ヘマトクリット値、血色素数等)で、それぞれ 1,000円。

【窓口負担】
基本健診、詳細健診、追加健診のいずれも「自己負担なし」

基本健診詳細健診追加健診人間ドック
1:負担なし1:負担なし1:負担なし(未入力)

【入力方法】
保険者マスタの「窓口負担 単価等(1: 個別健診)」に次のように入力してください。

〇 基本健診
単価に「9000」と入力してください。

基本健診 単価
9,000

〇 詳細健診
心電図検査の単価に「1500」、眼底検査の単価に「2000」と入力してください。

単価1 貧血検査単価2 心電図検査単価3 眼底検査単価4 血清クレアチニン検査
(未入力)1,5002,000(未入力)

〇 追加健診
追加健診マスタから、「血清クレアチニン」を登録して、単価を「1000」と入力してください(血清クレアチニン検査の請求用)。
追加健診マスタから、「ヘマトクリット値」を登録して、単価を「1000」と入力してください(貧血検査の請求用)。
追加健診マスタの登録情報は、決済情報XMLにのみ出力されます。

項目(JLAC)コード追加健診 項目名単価
3C015000002327101血清クレアチニン 1:可視吸光光度法(酵素法)1,000
2A040000001930102ヘマトクリット値1,000

【決済情報での選択方法】
健診結果情報の入力画面の「決済情報」の請求区分を「4: 基本的な健診 + 詳細な健診 + 追加健診項目」とし、「取り込み・更新」ドロップダウンから「1: 個別健診」を選んで単価情報と窓口負担情報を転記してください。
実施した詳細健診と追加健診の項目を入力するエリアが開きますので、実施した項目を選択して「詳細」ボタンを押して設定内容が正しいことを確認してください。

(入力項目)基本健診詳細健診追加健診人間ドック
窓口負担1:負担なし1:負担なし1:負担なし(未入力)
単価9,0003,5002,0000
定額負担額0000
定率負担率0000
保険者負担上限額0000
窓口負担額0000

※詳細健診の「心電図検査」と「眼底検査」にチェック、追加健診に「血清クレアチニン」と「ヘマトクリット値」を登録。

窓口負担額が「0円」、保険者への請求額が「14,500円」と正しく計算されていることを確認してください。

例2: 複数の窓口負担の組み合わせ

上記「基本的な操作方法・設定方法」の「3. 受診者によって負担額が変わる場合の入力方法」を参照してください。

【窓口負担(国保の場合です)】
40歳~55歳は、自己負担なし。
56歳~74歳は、自己負担あり 500円。
75歳以上は、自己負担なし。

【入力方法】
40歳から74歳の受診者は、市町村国保の被保険者。75歳以上は、後期高齢者医療広域連合の被保険者です。年齢によって保険者が異なりますので、「□□市国保」と「△△県後期高齢」の 2つの保険者情報を登録してください。
健診結果の入力前に、年齢(75歳未満・以上)によって「保険者」を切り替えてください(誤った保険者に請求すると、受付エラーとなります。)。

〇 □□市国保
窓口負担区分が、年齢によって 2つに分かれます。
「窓口負担区分 単価等(3:その他(1) を追加)」を開き、「窓口負担 単価等(1: 個別健診)」と同じ内容を入力してください。
自己負担あり 500円のマスタを作成するため、基本健診の窓口負担区分を「2:定額負担」とし、定額負担額に「500」と入力してください。

マスタ窓口負担定額負担額
1.個別健診1:負担なし(未入力)
3.その他(1)2:定額負担額500

〇 △△県後期高齢
市町村国保と後期高齢者医療の被保険者が混じらないように注意してください。
市町村国保の保険者マスタを登録後、「新規」ボタンを押して後期高齢者医療の保険者情報を入力してください。

窓口負担区分は 1つですので、「窓口負担 単価等(1: 個別健診)」と同じ内容を入力してください。

マスタ窓口負担定額負担額
1.個別健診1:負担なし(未入力)

例3: 詳細健診と追加健診の組み合わせ

【窓口負担等(国保の場合です)】
基本健診と貧血検査(自己負担あり 1,500円)は、受診者全員。貧血検査は、追加健診として実施。
心電図検査(自己負担あり 1,500円)は、条件をみたせば詳細健診、受診者の希望によって行う場合は追加健診。

【入力方法 1】
本アプリが想定していないイレギュラーケースですので、次のようにマスタ入力してください。

〇 貧血検査
追加健診として実施するため、追加健診マスタに追加してください(ヘマトクリット値)。単価を入力してください。
窓口負担区分を「2:定額負担」とし、定額負担額に「1500」と入力してください。

〇 心電図検査
追加健診として実施することがあるため、追加健診マスタに追加してください(心電図(所見の有無))。単価を入力してください。
詳細健診として実施することがあるため、窓口負担区分を「2:定額負担」とし、「単価2: 心電図検査」の単価と定額負担額(1,500円)を入力してください。

【入力方法 2】
受診者の健診結果入力画面の「決済情報」の入力は、次のようになります。

(1) 基本健診と貧血検査
請求区分から「3:基本的な健診 + 追加健診項目」を選び、「追加健診(候補)」から「ヘマトクリット値」を選択して「実施した追加健診」のリストに移してください。
「再計算」ボタンを押して、窓口負担額(小計) が 1,500円になっていることを確認してください。

(2) 基本健診と貧血検査、詳細健診としての心電図検査
請求区分から「4:基本的な健診 + 詳細な健診 + 追加健診項目」を選び、「追加健診(候補)」から「ヘマトクリット値」を選択して「実施した追加健診」のリストに移してください。
詳細健診の「2: 心電図検査」にチェックを入れてください。
「再計算」ボタンを押して、窓口負担額(小計) が 3,000円になっていることを確認してください。

(3) 基本健診と貧血検査、追加健診としての心電図検査
請求区分から「3:基本的な健診 + 追加健診項目」を選び、「追加健診(候補)」から「ヘマトクリット値」と「心電図(所見の有無)」を選択して「実施した追加健診」のリストに移してください。
「再計算」ボタンを押して、窓口負担額(小計) が 1,500円になっていることを確認してください。
その後、「窓口負担区分 個別設定」の 追加健診の窓口負担額の「1500」を「3000」に修正してから、もう一度「再計算」ボタンを押してください。窓口負担額(小計) が 3,000円になっていることを確認してください。

よくある質問の「20. 詳細健診の項目を追加健診で行うときは、どのように設定すればよいですか?」と「3. 請求エラーに関する問い合わせ」の「24. 追加健診と詳細健診で二重に請求されているとの連絡があった。どうすればよいか。」を参照してください。


■ 過去の問い合わせ内容と対応方法

1. 窓口負担をどう設定すればよいかわからない。

本ページの上記「◇ 基本的な操作方法・設定方法」を参照してください。


2. 追加健診をどう設定すればよいかわからない。

本アプリでは、基本健診と合わせて実施する「詳細健診」と、保険者等との契約に基づき実施する「追加健診(付加健診と表記されていることもあります。)」の単価を登録できます。

詳細健診の項目は、以下のとおりです。

  • 貧血検査
  • 心電図検査
  • 眼底検査
  • 血清クレアチニン検査

詳細健診を行う場合、それぞれの単価情報を入力してください。

追加健診を行う場合、「追加健診マスタ」の登録が必要です。
操作方法は、次のとおりです。

  1. 追加健診マスタの「追加…」ボタンを押してください。ダイアログが開きます。
  2. 「項目(候補)」に検査名(例: 白血球数)を入力するかプルダウンを開いて、追加で実施する検査を選択してください。
  3. 「転記」ボタンを押してください。「項目(JLAC)コード」と「追加健診 項目名」に値がコピーされます。
  4. 「単価」を入力してください。

項目(JLAC)コードは、厚生労働省の「XML用特定健診項目情報」の「項目コード(17桁)」です。ダイアログ内にリンクがありますので、必要に応じて参照してください。
XML用特定健診項目情報にない検査を行った場合、標準臨床検査マスターで JLAC10のコードを探してください。決済情報XMLファイルに行った検査の情報を出力できますが、本アプリでは検査結果を送信できません。

項目(JLAC)コードの入力を誤ると、請求時に受付エラーが発生します。
請求エラー対応の Wikiページを参照して請求用データを修正してください。


3. 実施した追加健診の結果をどこに入力すればよいかわからない。

健診結果情報の入力画面から該当の入力フィールドを探して入力してください。
健診結果情報の右側にある「身体計測」から「後期質問票」までのタブと各ページは、厚生労働省の「XML用特定健診項目情報」の「区分名称」の単位で並べて画面構成しています。


4. 受診者によって窓口負担の設定が複数ある。どう設定すればよいかわからない(例: 札幌市)。

札幌市は、複数の窓口負担のパターンですので、「◇ マスタ設定例」の「例2: 複数の窓口負担の組み合わせ」のとおりに設定してください。
また、札幌市の「付加健診」は「追加健診」です。読み替えてください。

  • 基本健診の自己負担は、住民税非課税世帯等は「1: 負担なし」、課税世帯は「2: 定額負担」。
  • 定額負担額は、個別健診と集団健診によって異なり、それぞれ 1200円(個別)と 600円(集団)。
  • 追加健診は、住民税課税世帯・非課税世帯によらず「2: 定額負担」で定額負担額は、500円。
  • 条件付きで実施する詳細健診は「1: 負担なし」。

追加健診のマスタ登録方法は、「2. 追加健診をどう設定すればよいかわからない。」を参照してください。

保険者マスタの「基本健診」の窓口負担が計 4パターンに分かれますので、次のように設定して「1.個別健診」と「2.集団健診」は自己負担なし、「3.その他(1)」と「3.その他(2)」は定額負担の場合に選択します。

マスタのパターン委託料単価区分窓口負担定額負担額備考
1.個別健診(入力不要)1:負担なし(未入力)住民税非課税世帯の個別健診
2.集団健診(入力不要)1:負担なし(未入力)住民税非課税世帯の集団健診
3.その他(1)1.個別健診2:定額負担額1200住民税課税世帯の個別健診
4.その他(2)2.集団健診2:定額負担額600住民税課税世帯の集団健診

マスタの設定内容は、次のようになります。

1.個別健診基本健診詳細健診追加健診人間ドック
窓口負担1:負担なし1:負担なし2:定額負担(未入力)
定額負担額(未入力)(未入力)500(未入力)
2.集団健診基本健診詳細健診追加健診人間ドック
窓口負担1:負担なし1:負担なし2:定額負担(未入力)
定額負担額(未入力)(未入力)500(未入力)
その他(1)基本健診詳細健診追加健診人間ドック
窓口負担2:定額負担1:負担なし2:定額負担(未入力)
定額負担額1.200(未入力)500(未入力)
その他(2)基本健診詳細健診追加健診人間ドック
窓口負担2:定額負担1:負担なし2:定額負担(未入力)
定額負担額600(未入力)500(未入力)

追加健診マスタに、「付加健診」の項目と単価を登録してください(付加健診は、「基本健診」に含まれるものでも、「詳細健診」でもありません。ご注意ください。)。

  • 白血球数
  • ヘマトクリット値
  • 赤色素量(ヘモグロビン値)
  • 赤血球数
  • 心電図(所見の有無)

追加健診のマスタ登録方法は、「2. 追加健診をどう設定すればよいかわからない。」を参照してください。
なお、「詳細健診」に単価を入力済の場合、全て削除(未入力)してください。


5. 窓口負担等を個別設定で編集した後に「再計算」ボタンを押すと元に戻ってしまう。

v11.0.7 で対応しました。最新版へのバージョンアップをお願いします。


6. 健診単価がわからない。受診券・利用券には保険者負担上限額のみが書かれている。

単価は、保険者にお問い合わせください。
保険者負担上限額のみがわかる場合、保険者負担上限額を「単価」とし、窓口負担区分を「1: 自己負担なし」にしてください。
保険者負担上限額よりも高い単価を設定する場合、その差額が窓口負担額になります。


7. 追加健診マスタに追加健診項目を登録すると、保険者マスタの「窓口負担区分」にワーニングが表示される。

v11.0.1 で対応しました。最新版へのバージョンアップをお願いします。


8. 詳細健診と同じ項目を追加健診で行いたい。単価は同じでよいか。

単価は、保険者にお問い合わせください。
詳細健診と同じ検査を追加健診として行う場合、追加健診マスタに登録してください。


9. 決済情報に設定したはずの単価が反映されない。

詳細健診・追加健診の設定(変更)を行った後、必ず「単価等確認」ボタンを押して単価等を確認してください。もしくは、「再計算」ボタンを押してください。
いずれのボタンも押下しない場合、「単価(計)」が計算されません。


10. 尿酸値が検査の必須項目になっている。どう設定すればよいかわからない(例: 長崎市)。

尿酸値の検査結果は、生化学検査の「血清尿酸」に入力してください。

尿酸値は、基本健診の項目にないため、追加健診としてマスタ登録する必要があります。
以下のようにマスタ登録してください。

  1. 保険者マスタの「追加健診マスタ」の「追加…」ボタンを押してください。
  2. 「項目(候補)」プルダウンに「血清尿酸」と入力してください。選択肢が 2つ開きますので、検査方法を選んでください。
  3. 「転記」ボタンを押し、「項目(JLAC)コード」と「追加健診 項目名」の内容を確認してください。その後、「単価」を入力してください。
  4. 「追加/変更」ボタンを押してマスタ登録してください。

決済情報の入力方法は、以下のとおりです。

  1. 「請求区分」プルダウンを開き、「3: 基本的な健診 + 追加健診項目」または「4: 基本的な健診 + 詳細な項目 + 追加健診項目」を選択してください。
  2. 「単価区分」ドロップダウンボタンを押して開く選択肢から、該当する委託単価区分(1: 個別健診)をクリックしてください。
  3. 「追加健診(候補)」プルダウンから、マスタ登録した「血清尿酸」を選択してください。右側の「実施した追加健診」リストに登録されます。
  4. 「再計算」ボタンを押してください。単価と窓口負担額の小計が正しく計算できていることを確認してください。

11. 保険者マスタの窓口負担を未入力(空白)にしたところ、ワーニングが表示される。

v11.0.1 で対応しました。最新版へのバージョンアップをお願いします。


12. 詳細健診の単価1 ~ 単価4 は入力していないが、窓口負担に「4: 保険者上限」を選択するとワーニングが表示される。

詳細健診の単価1 ~ 単価4 を入力してください。


13. 窓口負担区分を選択せずに単価を設定(入力)したところ、ワーニングが表示される。

単価を設定(入力)した場合、必ず窓口負担区分を入力してください。


14. 保険者マスタに窓口負担額を設定したところ、〇件のワーニングが表示された。どうすればよいですか?

最新版で解消されている可能性があります。最新版にバージョンアップしてください。
また、「〇件のワーニングが表示された。」のみが書かれた問い合わせでは、ワーニングの原因の特定(事象の把握)と対応方法の回答ができません。

スクリーンショットをお送りいただくか、どのようにマスタ設定したのかを具体的にお知らせください。


15. 決済情報の「請求区分」の組み合わせがよくわからない。

決済情報における請求区分は、選択肢の表記どおり、下のようになっています。

請求区分 選択肢基本健診詳細健診追加健診人間ドック
1:基本的な健診
2:基本的な健診 + 詳細な健診
3:基本的な健診 + 追加健診項目
4:基本的な健診 + 詳細な健診 + 追加健診項目
5:人間ドック

詳細健診項目を条件によって追加健診で行う場合、受診者によって選択肢が異なります( 2 または 3 )。
その項目を詳細健診で行う場合( 2 )であっても、他に追加健診を行っている場合は、4 を選んでください。


16. 追加健診マスタに登録せずに追加健診の窓口負担区分を選択するとワーニングが表示される。

追加健診マスタを登録してから、窓口負担区分を選択してください。


17. 基本健診と詳細健診を実施した。「請求区分」にどのように設定すればよいか。また、対象者と実施理由を入力するように求められるのはなぜか。

「15. 決済情報の「請求区分」の組み合わせがよくわからない。」を参照してください。
詳細健診を実施する場合、対象者と実施理由は代行機関での入力チェック項目になっています。入力しないと受付エラーになりますので、ご注意ください。


18. マスタの設定がうまくできない。反映されない。

「マスタの設定がうまくできない。反映されない。」のみ書かれた問い合わせでは、エラーの原因の特定(事象の把握)と対応方法の回答ができません。
設定しようとしている「窓口負担区分 単価等」に関する情報(健診実施主体との契約における窓口負担区分、単価等)と合わせ、請求用CSVファイルをお送りください。


19. 市町村国保の被保険者の自己負担額が年齢によって変わる。どのように設定すればよいか。

年齢区分が 75歳の場合、市町村国保の被保険者と後期高齢者医療の被保険者として別の保険者の被保険者として入力してください。
詳しくは、「3. 請求エラーに関する問い合わせ」の「17. 後期高齢者医療の健診結果を国保連合会に提出したところ、受付エラーになった。」を参照してください。

年齢区分が 75歳でない場合、札幌市の例を参考に設定してください。
上記の「マスタ設定例」と「4. 受診者によって窓口負担の設定が複数ある。どう設定すればよいかわからない(例: 札幌市)。」を参照してください。


20. 詳細健診の項目を追加健診で行うときは、どのように設定すればよいですか?

「特定健診に関する問い合わせ (その他)」の「18. 詳細健診・追加健診のセクション 01010, 01990 の出し分けが間違っている。」を参照してください。

(1) 詳細健診として実施

保険者マスタに、詳細健診の単価と窓口負担種別等を設定してください。
「請求区分」は、「2:基本的な健診 + 詳細な健診」または「4:基本的な健診 + 詳細な健診 + 追加健診項目」を選択してください。
決済情報の詳細健診の項目(チェックボックス)にチェックを入れてください。

健診結果の入力にあたっては、対象者「0:詳細健診以外で実施」を選ばないでください。また、実施理由を入力してください。

(2) 追加健診として実施

保険者マスタに、追加健診として実施する検査項目と単価を入力してください。
「請求区分」は、「3:基本的な健診 + 追加健診項目」または「4:基本的な健診 + 詳細な健診 + 追加健診項目」を選択してください。
決済情報の詳細健診の項目(チェックボックス)にチェックを入れないでください。

健診結果の入力にあたっては、対象者「0:詳細健診以外で実施」を選んでください。また、実施理由を入力しないでください。


21. 健診受診者の窓口負担等がわからない。

受診券等に窓口負担の区分や単価等が記載されていないか確認してください。
不明な場合、保険者にお問い合わせください。


22. 基本健診の単価を入力せず、かつ自己負担なしでマスタ登録すると、保険者への請求額が 0円になる。

保険者マスタの「窓口負担区分 単価等」の「単価」は、必ず入力してください。未入力または 0円と入力した場合、保険者への請求額は 0円になります。


23. 追加健診を実施した。全ての追加健診の単価を 0円(窓口負担額 0円、請求額 0円)としたところ、受付エラーになった。

v11.0.12 でコンバータの改修を行ったため、スキーマエラーによる受付エラーは発生しなくなりましたが、全ての単価が 0円とし追加健診の請求額合計が 0円の場合に保険者から返戻されることがあります。

入力ソフトとコンバータの不具合ではありませんので、どのように請求すればよいかは、前年度(第3期)までにどのように請求していたのか、どうすれば返戻されないようになるのかを前年度のご担当者等に問い合わせることでの解決をお願いします(返戻されない XMLファイルを出力できない場合、改めてお問い合わせください。)。


24. 詳細健診のチェックボックス、追加健診のリストの入力エリアが表示されない。

健診結果情報入力画面の決済情報の「請求区分」プルダウンから「2:基本的な健診 + 詳細な健診、3:基本的な健診 + 追加健診項目、4:基本的な健診 + 詳細な健診 + 追加健診項目」のいずれかを選択してください。
2 ~ 4 を選択したときに入力エリアが表示されない事象は、当窓口では再現できていません。


25. 基本健診に市独自の追加項目として血清クレアチニン検査等がある。検査結果がXMLファイルに出力されていない(例: 旭川市)。

「市独自の追加項目」は「追加健診」です。読み替えてください。

追加健診の設定方法は、「2. 追加健診をどう設定すればよいかわからない。」と「20. 詳細健診の項目を追加健診で行うときは、どのように設定すればよいですか?」を参照してください。
また、「特定健診に関する問い合わせ (その他)」の「18. 詳細健診・追加健診のセクション 01010, 01990 の出し分けが間違っている。」を参照してください

セクション01010 には、基本健診の項目と詳細健診の項目が出力されます。
セクション01990 には、追加健診の項目、後期高齢者医療の健診の項目が出力されます(セクション01010 に出力されない項目が出力されます。)。

セクション01010 は XMLファイルに出力されますが、セクション01990 は、以下の場合のみ XMLファイルに出力されます。条件を満たさない場合、出力されませんのでご注意ください。

  • 「請求区分」が「3.基本的な健診 + 追加健診項目」「4. 基本的な健診 + 詳細な健診 + 追加健診項目」「5. 人間ドック」の場合
  • 「請求区分」によらず、後期高齢者の質問票に入力があった場合

「追加健診」として血清クレアチニン検査を実施する場合、請求区分を「3」または「4」とし、実施した追加健診項目に登録してください。


26. 基本健診に市独自の追加健診項目がある。単価は「基本健診と市独自の追加健診項目」で 1つだけ示されている。この「請求区分」は「基本健診 + 追加健診項目」でよいか。

「基本健診 + 追加健診項目」として決済情報を作成してください。
本ソフトでは想定していないイレギュラーケースですので、基本健診と追加健診の「窓口負担」と「単価」をどのように設定すればよいかは、保険者にお問い合わせください。


27. 特定健診と同日に市施策の がん検診を行った。特定健診の受診者が社保の場合、がん検診の分をどのように市に請求すればよいか。

本アプリのサポート対象外です。

受診者(社保)の場合、特定健診分を通常どおりに健保組合に請求してください。
本アプリを使って、国保に がん検診分のみを請求するとしても、国保の被保険者でないため、資格エラーとなります(国保の被保険者証等記号、番号、枝番がありません。)。また。特定健診の項目が全て未入力になるため、受付エラーになると思われます。
市の「がん検診」として実施している場合、市に請求方法をお問い合わせください。

受診者(国保)の場合、国保の特定健診と市の がん検診を同時実施しているのではないかと思われます。当窓口では実施形態がわかりませんので、市にお問い合わせください。


28. 特定健診と がん検診を同時実施すると、特定健診の単価に助成金が上乗せされる。どのように設定すればよいか。

v11.0.15 で、決済情報の「窓口負担区分 個別設定」の枠内にある、基本健診と人間ドックの単価を編集できるように仕様変更しました。
マスタから取り込んだ単価を編集して助成金分を上乗せした後、「再計算」ボタンを押してください。

v11.0.14 以前のバージョンでは、保険者マスタの「その他(1)」として助成金を上乗せしたマスタを作成して、「取り込み・更新」ボタンで開くリストを「個別健診(=助成なし)」と「その他(1) (=助成あり)」と使い分けることで基本健診の単価を複数設定できます。


29. 基本健診の単価が「空腹時血糖」と「ヘモグロビンA1c」の場合で違う。どのように設定すればよいか。

保険者マスタの「1.個別健診」と「3.その他(1)」で使い分けてください。

マスタ基本健診単価備考
1.個別健診7400空腹時血糖の場合
3.その他(1)8000ヘモグロビンA1cの場合

v11.0.15 で、決済情報の「窓口負担区分 個別設定」の枠内にある、基本健診と人間ドックの単価を編集できるように仕様変更しました。
頻繁にないケースの場合、対象者のみ、決済情報の「窓口負担区分 個別設定」の枠内にある、基本健診の単価を編集することでも対応可能です。


30. 実施した追加健診項目が少なく、単価の合計が定額の窓口での定額負担額を下回ってしまう。どうすればよいか。

v11.0.15 までは、単価の合計(例: 300円)が窓口での定額負担額(例: 500円)を下回った場合は、窓口負担額を低い額(300円)として計算しています。
v11.0.16 で、単価の合計によらず、窓口での定額負担額を窓口負担額とする(500円)ように計算ロジックの仕様を変更しました。最新版にバージョンアップしてください(「再計算」ボタンを押すと、新しいロジックでの計算額が反映されます。)。


31. 基本健診の血糖検査が (随時・空腹時)血糖 と HbA1c のいずれかとなっており、(随時・空腹時)血糖 と HbA1c の両方を実施した場合、HbA1c は追加健診となる。どのように設定すればよいか(例: 郡上市)。

本アプリのサポート対象外です。

HbA1c を追加健診として実施する場合、追加健診マスタに登録してください。追加健診マスタの「項目(候補)」に含まれませんので、以下の値を入力して登録してください。

項目(JLAC)コード追加健診 項目名
3D046000001906202HbA1c(NGSP値) 免疫学的方法(ラテックス凝集比濁法等)
3D046000001920402HbA1c(NGSP値) HPLC(不安定分画除去HPLC法)
3D046000001927102HbA1c(NGSP値) 酵素法
3D046000001999902HbA1c(NGSP値) その他}

(随時・空腹時)血糖 と HbA1c の値を入力することで健診結果を XML出力できますが、HbA1c の値は、追加健診として実施したか否かに関わらず、基本健診のセクション(01010)に出力されます。出し分けをサポートしていませんので、ご注意ください。
セクションに関しては、「6. 特定健診に関する問い合わせ (その他)」の「18. 詳細健診・追加健診のセクション 01010, 01990 の出し分けが間違っている。」を参照してください。


32. 年度の途中で健診単価が変更になった。どのように対応すればよいか(例: 横浜市)。

本アプリのサポート対象外です。

本アプリでは、「年度・保険者番号・代行機関番号」の単位でデータを管理しています。
以下のように操作すると、変更前後の 2つのデータを管理できますが、CSVファイルを使った管理となるため煩雑となります。操作ミス・管理ミスにご注意ください。

(1) 健診単価変更前のデータ管理(例: 4月~ 6月)

保険者マスタに変更前の健診単価等のデータを登録し、4月から 6月末までに実施した健診結果データを登録してください。
請求用CSVファイルを出力し、4月~ 6月分として請求等処理を行ってください。

また、この請求用CSVファイルは、「健診単価変更前のデータ」としてフォルダ管理してください。

(2) 健診単価変更後のデータ管理(例: 7月~ 翌 3月)

保険者マスタに登録済の健診単価等のデータを削除し、新たに登録しなおしてください。
この操作により、4月から 6月末までに実施した健診結果データは削除されます。

7月末から翌 3月末までに実施した健診結果データを登録してください。
請求用CSVファイルを出力し、7月~ 翌 3月分として請求等処理を行ってください。

また、この請求用CSVファイルは、「健診単価変更後のデータ」としてフォルダ管理してください。

(3) 健診単価変更前後の切り替え

上記の手順 (1) と (2) で出力し、フォルダ管理している CSVファイルを読み込みなおしてください。
読み込みにあたっては、「上書き」を選んでください。「マージ」は、単価変更前後の健診結果データが混ざってしまいますので絶対に選ばないでください。


33. 詳細健診を全額自己負担で実施した。窓口負担に「全額自己負担」がないが、どのように請求すればよいか。

本アプリのサポート対象外です。全額自己負担の場合、保険者が費用を負担していないために、健診機関が保険者に検査結果を送信する根拠がなくなります。

窓口負担「3: 定率負担」を選び、定率負担率を「100」%と入力してから「再計算」ボタンを押してください。
窓口負担「4: 保険者上限」を選び、保険者負担上限額を「0」円と入力してから「再計算」ボタンを押してください。

以上のいずれかの操作で、窓口負担額と保険者への請求額が「全額自己負担」となりますが、当窓口では受付エラーになるか否かはわかりません。


34. 基本健診と追加健診で1つの単価になっている。追加健診を実施しなかった場合、単価を修正したい(例: 札幌市)。

「決済情報」の「窓口負担区分 個別設定」の「単価」を修正してから「再計算」ボタンを押してください。


35. 実施した詳細健診のチェックを入れて「単価等確認」ボタンを押したところ、全て空白になっている。

「取り込み・更新」ボタンを押して、保険者マスタで設定した詳細健診の単価を取り込んでください。


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