消費税率10%対応版(保健指導データファイルソフトVer9.6以降)の使い方を教えてください

保健指導データファイルソフトの単価は、年度※ごとに集団契約・個別契約の“税込の金額”を設定する仕様となっております。
特定健診データファイルソフトと異なり、複数設定することができません。
令和1年度の場合は、年度の途中に消費税率変更となったため、指導実施日に応じた消費税率(8% or 10%)を適用した請求額を自動的に計算する機能をVer9.6にて追加いたしました。
令和1年度以外の年度には、8% or 10%を判定する機能はなく、設定された単価がそのまま請求処理に適応される従来通りの動作となります。
※「年度」は、利用券整理番号の先頭二桁(19xxxxなら2019年=令和1年度)が表す年度で、指導を行った年度ではありません。

■令和2年度以降の利用券の場合
令和2年度以降(=利用券整理番号の上位2桁が20以上)の場合は、操作方法に変更はございません。
契約単価、窓口負担の設定は“10%の消費税を含んだ金額”で設定してご使用ください。

■令和1年度(平成31年度)の利用券の場合
令和1年度(=利用券整理番号の上位2桁が19)の場合は、契約単価、窓口負担の設定は“8%の消費税を含んだ金額”で行ってください。
保健指導データファイルソフトが「初回面接の実施日付」「3か月後の評価実施日付」にもとづいて8% or 10%どちらの税率を適用するか判断して請求金額の計算を行います。

(1)契約単価の設定
マスタメンテナンス→医療保険者情報管理→検索→保険者をクリック→選択→医療保険者情報登録・更新・削除画面の[契約単価・支払割合設定欄]にて、消費税10%を含んだ金額ではなく、消費税率8%を含んだ金額を設定します。

(具体例)
令和01年度/集団契約/1,080円 (以下略) ←8%を含んだ金額
令和01年度/個別契約/2,160円 (以下略) ←8%を含んだ金額

(2)窓口負担の設定
利用者情報管理→検索→利用者を選択→編集→利用者情報登録・更新・削除画面にて、[利用券整理番号]が19から始まっているかご確認下さい。
次に、必要に応じて窓口負担(種別)と窓口負担(額or率)を設定して下さい。
窓口負担を率ではなく額で入力する場合は、消費税10%を含んだ金額ではなく、消費税率8%を含んだ金額を設定します。

(3)請求処理
(1),(2)で設定した単価は、請求処理を行うことで反映されます。
請求処理の方法は、保健指導データファイルソフト操作マニュアル.pdf 「11 請求情報を操作する」をご参照ください。

■平成30年度以前の利用券の場合
平成30年度以前(=利用券整理番号の上位2桁が18以下)の場合は、操作方法に変更はございません。
契約単価、窓口負担の設定は“8%の消費税を含んだ金額”を設定してご使用ください。

■請求について(全年度共通)
<請求金額の確認・修正方法>
請求処理管理・標準フォーマット出力画面で請求処理を行った後に「請求データ編集」ボタンをクリックすることで請求金額の確認や請求金額の編集をすることが出来ます。
もし、請求金額を変更する必要がある場合は、編集画面で修正し「登録」ボタンをクリックして登録してください。
その後「閉じる」ボタンで閉じて頂き、そのまま「標準フォーマット出力」へと進んでください。
※請求処理編集画面で修正後に、再度請求処理を行いますと、編集画面で修正した内容が元に戻りますのでご注意ください。

<契約単価の変更>
令和1年度以前の利用券にも関わらず、契約単価や窓口負担を消費税10%を含んだ金額として請求するといった特殊なケースの場合は、契約単価や窓口負担に8%ではなく、消費税10%を含んだ金額を設定してください。
ただし、請求金額がずれますので上記「請求金額の確認・修正方法」で正しい金額に修正し、標準フォーマット出力を行って下さい。